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たけおリポート

河村たけおの耳袋


河村たけおの耳袋河村たけおさん

第二次世界大戦を体験した日本は、戦後「愛国心」について積極的に語ることをタブー視してきました。しかしながら、先般の中国瀋陽総領事館で起こった亡命事件は、改めて私たち日本人に「国家の尊厳」「民族の誇り」、また「国益」とは何であるかを問いかけるものでした。この事件を通して感じられたことをお聞かせください。

中国瀋陽総領事館で起こった亡命事件を通して「国家観」を問う。

 <<耳袋は知恵袋>> 河村たけお Answer

政治不信が叫ばれる今、有権者は政治に対してどんな意識を持っているのだろう。河村建夫は皆さんの声を聞き、今後の活動の糧とするためにアンケート調査を実施しました。
河村建夫
神田 律子さん
神田 律子

41才 会社員
小野田市

5月の連休明けの8日、中国瀋陽市の日本総領事館での一連のニュースを見て目を疑いました。そして日本国の主権を侵す行為に憤りを感じました。これに対して日本政府並びに外務省の態度は一般国民から考えても、納得できるものではありません。特に外務省は日頃の危機管理が足りないのではないでしょうか。日本政府も曖昧な態度をとらず、友好は友好そして批判すべきは批判するという態度をもっと出してほしいと思います。そうすることによって日本国の国際的価値がもっと高まるのではないかと思います。
奥 良秀さん
奥 良秀

29才 会社員
小野田市

祖国を捨て亡命する人達の気持ちを察すると、辛いです。又、今回の事件の様に決死の思いで日本領事館に駆け込み裏切られたとあっては辛すぎます。なぜ、日本は人権よりも国益を選んだのか?亡命事件はこれからも幾度となく起きるでしょう。日本政府が今回と同じ対応をしない様、お願いします。日本人が日本人として誇りが持てる様に…。
山本 寛子さん
山本 寛子

63才 栄養士
小野田市

瀋陽総領事館事件が世界に生々しく報じられ、日本人の国民性に汚点を残した感があります。もし私が領事館の職員だったら上司の命に反してでも亡命者を助けることができたでしょうか。当面の危険を避け、自分の身の安全を優先したでしょう。平和が続き、事なかれ主義が蔓延していますが、私達が人間愛に基づいた真の愛国心を持つことが日本の国際化、民族の誇りに不可欠ということに、この事件が気づかせてくれたと思います。
宮崎 三郎さん
宮崎 三郎

42才 会社員
美祢郡秋芳町

戦後の日本が「国民の存在や本質」というふうなものを等閑に付してきた要因の最たるものは「対米追従路線」でしょう。未曾有の経済成長に代表される「功」の陰に、主権・国益不在とも称すべき大いなる「罪」があることを直視し、政治家が自立した外交政策を今こそ身を挺しても打ち出すよう切望します。
生田 康文さん
生田 康文

40才 公務員
美祢市

島国根性、利己主義、優柔不断、危機管理の甘さ等々色々なご意見があると思います。確かに私も同じ思いですが、逆に考えると百数十年前まで日本は鎖国という政策により、海外の脅威から国益を守ってきたことも事実です。(この政策の是非は別として)ただ肝要なのは、海外からの干渉や批判に対して信念をもって言動できることではないでしょうか。
吉村 智江さん
吉村 智江

38才 会社員
美祢市

連日報道された亡命事件を見て、誰しも衝撃を受けたのではないのでしょうか。私自身、子どもを持つ母親として、幼い子供の姿に心が痛みました。子供は国を選ぶことも、親を選ぶことも出来ません。これからの未来に大きな可能性を秘めた子供達の生活環境を整え守っていくのは、私達親の世代の責務だと思いました。私はこの平和な国、日本に生まれ生活し子供を育てられることを幸せだと思います。

 

原 久美子さん
原 久美子

23才 会社員
山陽町

本当にびっくりさせられた事件でした。改めて自分自身の愛国心や民族の誇りとは何かということを考えさせられました。自分の国を嫌いな人はいないと思います。その反面、好きと認識している人はどの位いるのでしょうか?おそらく大多数がどちらでもないのではないでしょうか。こんなに「国」を意識せずに過ごせる日本の国家観は世界の常識からかなりずれたものだということが今回の事件で露呈しました。政治家ももっと世界を見てほしいものです。
内藤 美恵子さん
内藤美恵子

54才 主 婦
山陽町

あの泣き叫ぶ幼い女の子の顔が画面に写し出され、その目の前でその子の母親が無理やり連行される様子を見て、あのような出来事が現実にあることにショックを受けました。と同時に、日本の国の平和を痛感したものです。その後あの子は、あの家族はどうなったのでしょうか。世界の人々が、すべて平和な暮らしができるよう、先進国の国々と協力して平和な政治を、そして世界に通用するしっかりした外交を望み、期待しています。
西田 孝雄さん
西田 孝雄
66才
団体役員
楠 町

外務省改革の真っ直中で、中国瀋陽事件が発生した。この事件はまず、北朝鮮亡命者を人道上の立場から対処すべきであった。また、日本としては亡命者(難民)受け入れ対策の基本姿勢が曖昧であったことは否めない。次に、今回報道された中国の日本総領事館内での行動は独立国家としての日本の主権を侵害するものとして中国側に毅然とした態度をとるべきである。戦後与えられた民主主義・平和主義、理想と現実との乖離等に立脚した日本人、また日本外交の軟弱な姿勢を反省するとともに、お互いの立場を尊重し信頼と友好の外交を行うための地道な努力を重ねることが21世紀世界に通じる日本の構築のために大切である。
原田 麻美さん
原田 麻美

34才 店員
萩 市

領事館員のお粗末な対応は、そのまま日本国民の国際社会への意識の低さを表していると思います。ただ、今の日常生活でそれを実感することが難しいのも事実。こういった事件を通して、もっと家庭や学校、社会で考えることにより少しずつでも意識付けしていければ。情報だけが流れる世の中で、流されずにひとつの事をしっかりと考える力をまず大人がつけていく必要があると思います。日本の大人はもっと大人にならなければ。
中坪 志野さん
中坪 志野

44才 主婦
萩 市

危機管理の無さ、国としての指針の無さを痛感させられた。今回の亡命事件に限らず、難民問題や人権に関わる問題は、先送りせず一刻も早くきちんとした指針を国・政府が示すべき。ケースバイケースであってはならない。今ここでまた、うやむやにしてしまっては水の泡。せっかく皆が考えるきっかけになったのだから、しっかり議論して国民に国としての姿勢を示して欲しい。
劉 鎮翌さん
劉 鎮翌
30才
中国留学生
萩 市

たしかに第二次大戦では「侵略」が愛国心という言葉でカモフラージュされていたと思う。今回の事件は国家の尊厳がそこなわれるまでではないが、今一度愛国心とは何か、国家の尊厳とは何かを国民一人ひとりがしっかり考えた方がいい。あくまでも日本の運命は日本人民が決めること。決して少数の政治家や狂人ではないはず。
石川 清さん
石川 清
54才
会社役員
小野田市

先般の中国瀋陽総領事館事件での外務省の曖昧とした態度と弁明だけにあけくれる対応を見ていて、私は現在の日本の「一億総自信喪失」を感じ取ることができます。少しこの国を「教育」からつくり直した方が良いのではないでしょうかね。河村先生は教育改革の強力な推進者、そして今や教育政策の第一人者でもあります。早くしかるべきポスト(大臣)に就いて欲しいと思っているのは私だけではないはず。いよいよ出番ですよ河村先生。
吉見 明芳さん
吉見 明芳
47才
会社役員
阿武郡福栄村

今回の亡命事件で日本人として確認すべき事は、日本の領事館の不可侵権がおかされたにも拘わらず、領事館=外務省=日本の政治にきちんと対応する能力が無いという事が改めて全世界に暴露されたことです。残念ながら政治も経済も箍が外れて恥ずかしい限りです。21世紀に相応しい日本のあり方を示し実行できるリーダーの登場を多くの日本人は期待している。今の政治家の延長線上では無く、登場するとすれば、来春の遠州か「e-国会」が成熟した時でありましょうか?!このことばかりが愉しみです。
杉山 元子さん
杉山 元子

61才 主婦
宇部市

何はともあれ一家5人が北朝鮮に強制送還されなくて良かった。「もしあの映像がなかりせば…」大臣にあのように云われる外務省とは、本当に伏魔殿なのだろうと思った。時代は違うけれど杉原千畝さんの事を思い出した。今は高い評価を受けておられるが当時帰国後の外務省の冷遇を思えば役人はマニュアル以外のことをしてはいけないと云う掟があるのだろう。特に外交官の人は一国の代表者として他国に誇れる働きをして欲しいと思った。
小川 博さん
小川 博

61才 無職
宇部市

W杯も決勝Tに進出が決まり大変な騒ぎですが、テレビの視聴率もうなぎ昇りでこれほど国民が関心を示すのも珍しいと思います。先般中国の領事館で起こった事件はテレビや紙面の記事を見る限り、ぬるま湯につかりきった日本を見るようで、これは国の尊厳とか誇り以前の問題で事後処理も政府として威厳をもってきちっとやって欲しかったと思っています。いいシュート(政策)を打って国民から”ニッポン、ニッポン”と言われるように願っています。
久保 恵美さん
久保 恵美

22才 会社員
宇部市

こんな機会でもなければ、こういう事も考えることは無いだろうと、アンケートを引き受けたが、Qを読んで安請け合いを後悔する。最初、瀋陽を〈ハンヨウ?〉と平気で読んでいたが、情報収集。調べれば調べるほど法律という壁の厚さを感じる。法律があるが故に、傷つけられる人達、傷つける人達。何を何のために守らなければならないのか、そしてこれから私達は何を何のために守るべきなのか……。
山崎 宏治さん
山崎 宏治

30才 会社員
宇部市

めまぐるしく変わる身近な生活環境の中で、自分の国を考えるよりも、つい日々の生活に追われるのが現実です。だから、今回の事件も忘れがちになってしまう程、日々淡々と生きています。そして、全く他人事として捉えてしまっていた。マスコミ・映像を通して感じたことは、祖国を捨ててまでしないと生活が守れないということは、他人事ではなく、近い将来の自分の姿だと、自分の身に置き換えて考えていかなければならないと実感した。
山田 節子さん
山田 節子

53才 パート
宇部市

テレビを見て、日本人として「恥ずかしい」「情けない」と思ったのは私だけでしょうか。女性と幼女を見ながら何もしなかった彼らは、愛国心とか国家の尊厳等の問題ではなく、人間としてどうすべきだったかです。責任の取れない大人たちを見て子どもたちはどう思ったでしょうか。個人が認められ、尊ばれることが国家の尊厳、民族の誇りにつながるような気がします。これからの教育の大切さを感じました。
杉野 浩さん
杉野 浩

29才 塾講師
宇部市

愛国心についてタブー視してきたとも思われないし、国家の尊厳・民族の誇りとか、国益とは何であるかを問いかけるものとも思わなかった。ただ、自分の職務の責任のなさと怠慢さ、人道的見地からとても許せるものではないと憤慨した。この事件を機に、メディアも外務省も、阿南駐中国大使の発言もふまえ真実を追求し、広く国民に正確な情報を伝えてほしいと思います。
初心に立ち還り、政治に対する信頼回復に努めたい。


Answer



亡命者、難民受け入れに正面から取り組む姿勢を。

 今回も「耳袋」に貴重なご意見をお寄せくださり感謝いたします。先の中国瀋陽総領事館で起きた亡命事件くらい、私たち日本人に「国を守る」ということや「愛国心」について、あるいは「人権」について様々な教訓を与えた事件はありませんでした。第二次世界大戦後、日本人は、経済的な発展ばかりを考えて行動してきた結果、ややもするとどの国も大切にしていることを、片隅に置き忘れてきたのではなかったでしょうか?あのテレビに映し出された、日本外交官の姿は日本国中に大きなショックを与えました。私も、目の前に起こっている状態に、人道的にも、もっと的確な対応はできなかったのか?あの映像が世界中に流れて日本人として恥ずかしいと一瞬思いました。しかし、皆さんのご指摘にもありましたが「亡命者の難民受け入れに関する日本の基本姿勢があいまいではないか?」という点は、まさにこの事が領事館員の行動に反映されていたのではと考えられることは否定できません。領事館員を責める前に、これまでこのような問題にもっと正面からとり組んでこなかった政治の責任の一端こそ痛感すべきと私は感じました。この度、遅ればせながら政府と自民党内に「亡命者・難民等に関する検討会」を設置し、私も党側の検討会の一員として”日本の難民(亡命者を含む)に関する基本政策を見直すことにしました。
難民支援体制の拡充を目指す。

 日本は、国際的に見て決して難民受け入れに大きな遅れをとっている訳ではありません。昭和50年代、インドシナ半島で政変が起きたとき、人道的立場からベトナム・ラオス・カンボジアの三国から一万人余の難民を受け入れているのですが、あまり国民に知られていません。又、昭和57年に日本は世界の難民条約に加入し、難民認定制度をスタートさせ、毎年数十人規模ですが、難民を受け入れています。緒方貞子さんで有名になった国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)にもアメリカに次ぐ多数の経済支援をしてきました。しかし、今回の事件を契機に、難民問題をめぐり皆様の批判、関心も高まってきております。又、瀋陽周辺の中国北部に数十万と言われる脱北者(潜在的な難民)の存在もクローズアップされることになりました。これらの事態に対応するため、早急に難民支援体制を拡充することはとても大切な事であると考えており、近々その大網を決定する予定です。


山口県警からの派遣の警備担当副領事の行動は評価されるものでした。

 中国瀋陽亡命者連行事件の補足になりますが、山口県民の名誉の為にも一言申し添えますと、山口県警から派遣されている警備担当副領事は、亡命者が全て中国側に連行された後、武装警官詰め所(中国側の領域である総領事館外)に出ていって、亡命者と応接して聴取、又中国側が彼等を連行しようとしたのを身体をはって何度も阻止しようとしたが、上司の連絡により、無理はするなと指示されて断念したという経緯とのことであり、日本側館員の中で、中国側行動に対し抵抗した唯一の館員であったとのことです。同総領事館は日常、中国側の武装警官によって外周を警備されているのであって、そのような関係にある中国側に対し、これだけのことができるのは、この副領事が日常から職務に真面目に取り組んでいる証左であって、これは外務省内でも大変評価されているようです。



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