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たけおリポート

河村たけおの耳袋

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耳袋Question
政治不信が叫ばれる今、有権者は政治に対してどんな意識を持っているのだろう。河村建夫は皆さんの声を聞き、今後の活動の糧とするために、アンケート調査を実施しました。

今、教育改革を問う。

 <<耳袋は知恵袋>> 河村たけお Answer
現在、文部総括政務次官の要職にある河村代議士には、教育改革への取り組みが期待されています。そこで、お尋ねしますが、今の教育システムをどのように変えればよいか、ご助言をお願いいたします。 山口県地図
山口県地図

福田百合子 [71才]
山口市 中原中也記念館館長

詩人中原中也は山口中学を落第して京都に転校しました。その後も東京・千葉・鎌倉と居を移しましたが、終生ふるさと山口を胸に抱き続けたといわれます。地方分権が叫ばれる今日、教育・文化についても、中央への一極集中は、極力避けるべきではないでしようか。政治上のきめ細やかな配慮を、中央と地方の格差の是正に、行き届かせていただきたいものです。若者の胸にふるさとのぬくもりがいつまでも根着くような教育を念願いたします。

足立明男 [66才]
萩市 地方公務員

私たちは、今日の知識・情報空間の広がりと複雑さの中で日常の生活をしている。構造的重圧のもとで生きているともいえる。でも、活路は自身が受けとめの主役となりうる可能性をさぐるしかない。開放的な文化的実践への参加や共生する人たちとの人格的な関係づくりを通して、大胆に勇気ある討議とクリエイティブな実験も行いたい。教育改革では、こうした生活のクオリティと生きがいのある元気の出る未来像を描いて欲しい。

陽 信孝 [61才]
萩市 神職(前萩市教育長)

家庭に失われた文化、食生活をも含めた「しつけ」の文化を、幼児を持つ親に必要性を自覚させ、学習にどう取り組ませるか。学校教育は、社会で生き抜くたくましさとルールを学ぶ場でもあることへの全国民の自覚への啓蒙。前者においては、保育園の先生方の指導力の注げる組織の見直し。後者では、教師・親がプロとしての自覚を今一度持つことである。厳しさの失われた学校・家庭・地域を取りもどし、耐性を育てる教育を望む。

三輪龍作 [59才]
萩市 陶芸家

英語や数学などの点数ばかりを競う今の学習制度に疑問。コンピューターに依存しての基本的な自力が無い人間が増えている。例えば、無人島に1人残された時、いかに生き延びるか、火の起こし方、毒のある食物など人が生きる為の基礎的な知識・技術を学習の必須課目にし、「生きる力」を養うべき。その上で初めて文明の意味や、他人の力のありがたさが分かるのであって、今の詰め込み教育では、人間の根元的な力は養えない。

吉村 孝 [48才]
福栄村 養護学校勤務

私は、教育基本法を変えることが今ある教育の諸問題を解決するとは思いません。最近、学校不要論に近い様な風潮がある気がします。すぐに学校が悪いとか、教師が悪いとかになります。では、家庭・社会教育はどうなのでしょうか。お互いにそうやって責任転嫁をしても根本の解決にはならない。例えば、塾の問題もこの30年間議論される機会が少なく、また人格形成をする“遊び”の大切さは語られません。もっとみんなが広く長い目で、今ある教育の問題点を探ることが大切だと思います。

石田 修詳 [44才]
美祢市 会社役員

現在、中高一貫教育や学校区の見直しを始めとする教育の仕組みを変えようと模索が始まっていますが、どのようなシステムになろうと教育の基本は家庭から始まることを忘れてはならないと思います。ともすると、子育てを学校や他人にまかせきりになり、事あるごとに子供たちが社会全体の被害者のごとく扱われています。人間として温かみのある教育が行われますようにお願い申し上げます。

小松治男 [41才]
美祢市 会社役員

少子化により、子供同士のプラス的競争意識が希薄になった今、幼・少年期のそういった体験不足が社会的問題に発展しつつあります。集団の必要性を育む教育現場では、少子化は深刻な問題となってきました。この問題の対応策として私は、学校行事や部活動、社会参加活動など、統合することにより体験効果の得られる行事や活動は、複数校合同で行う「統合した教育の場」を設けることが必要ではないかと思います。

大谷岱三 [73才]
山陽町 元教員

新世紀の主役となる今の若者が、このままでは日本はだめになるのでは?幸い新学習指導要領が告示され、目指すは「生きる力」を育む教育への転換だ。これから益々情報化・国際化が進むなか、自ら学び考え、各人が多様な個性を生かし、やる気のある人材育成が大切。それには自然体験や生活体験を豊かにし、道徳観・正義感を育てるため、学校・家庭・地域社会が連携し取り組むことが基本である。ついてはこの教育向上方策が必要と考える。

田端みゆき [46才]
小野田市 主婦

教育は母の胎内より初まり、人間の一生を通じて終わる時がありません。子どもを育てて20年になりますが、反省することばかりです。心の教育とよくいわれていますが、美徳を身に付けることが第一の方法ではないでしょうか。道徳的美徳にもとづいた計画やプログラムが必要だと思います。親や教師は子どもに教える前に自分自身を教えなければならないでしょう。行いが言葉と異なっていれば子ども達は見抜いてしまうでしょう。反省の毎日です。

中元 稔 [46才] 小野田市
小野田市ふるさとづくり推進協議会会長

平成8年に中央教育審議会が「生きる力」を育む事がこれからの教育課題であるとした。子どもを変える為には大人が変わらなければならない。今の学校教育を改善するのならば、先生が変わらなければならないと思う。また、子どもは地域の宝であり、この子供たちに輝きを与えるのは地域の力も必要であると思う。地域には先生に成りうる逸材が沢山いる。その人達に教育ボランティアとして学校に入り学校を変えてほしいものである。

森本貞子 [65才]
小野田市 元教員

小中学生に成長した子どもの生活のつまづきを前に、乳幼児期のわが子へのかかわりを振り返り、悔やむ親の言葉が聞かれます。乳幼児期の親子のかかわり、遊びの中の生活体験が成長と共に主流となってくる。この子育ての時期に具体的な協力や援助が積極的に行われる手だてが望まれます。乳幼児期の子育てに関する相談が日常的に気軽く地域に広がっていく窓口の位置づけがあるとよいのではと考えるところです。

吉川 安 [67才]
小野田市 無職

20世紀最後の年。この一世紀を省みて、今日の生活様式の発展を誰が予想しえたであろうか。百年前、日本の社会体制は藩中心からようやく統一日本国が定着しえた。これからの百年、21世紀はどの様な社会が形成されるであろうか。あらゆる紛争がなくなる素晴らしい世界が形成されることを願いたい。そのためにこそ教育がある。21世紀を見据えた日本の教育、世界の教育に今こそ先生の力を発揮されたい。

梶返昭二 [73才]
宇部市 元山大工学部長

資源のないこの国の生きる道は、科学・技術立国以外にないと思います。日本人が決して独創性のない民族とは思いません。英語で「教育」という言葉には、本来、潜在能力を「引き出す」という意味があります。単に知識を教え与えるのではなく、小学校の段階から、好奇心を刺激し、自分から考えて行動を起こすような、個性を引き出す教育ができないものでしょうか。その方法として、今元気の良い米国のものを参考にしたらと思いますが…。

蔵澄静江 [47才]
宇部市 
宇部フリーマーケット事務局

教師自身の基本姿勢が問われる教育現場において、教師の力量が問われてきている。従来の教員試験だけでなく、社会奉仕・ボランティア活動を少なくとも一年間の経験を積むことが必要とするとよい。6割の教師が辞めたいと考えている結果が発表されていたが、そんな教師から子ども達は何を学ぶのだろうか。実体験がともなわない教師から実体験の欠けている子ども達が教科書を理解し、考える力生きる力を学びとるのは難しいのではないか。

近藤義行 [46才]
宇部市 会社代表

現在の義務教育は六三制度であるが、高校進学率90%以上の現状を考えると、六三三制の義務化から六六制の移行はどうであろうか。中学・高校を統合することによって老朽化した校舎を廃棄し(又は老人養護施設等に有効利用)、経費削減を可能に出来る。統合された中高校は、普通・専門と細分化し、3年あるいは4年生より編入希望を受け入れ出来る制度にすれば、生徒の選択肢も低学年で固定されることもない。

高良俊夫 [65才]
宇部市 市役所臨時職員

(1)現代教育の忘れ物/道徳教育・人権教育・平和教育・環境教育の徹底を図るべきである。
(2)「総合的学習の時間」について/研究指定校で「星占い」「県庁の階段の数調べ」の発表があり失笑を買ったという。モデル校の発表としては理屈は何であれ疑問が残る。
(3)中学生の非行について/対教師暴力等、目にあまるものがある。厳しい処罰が必要。学校の機能には限度がある「少年法」の改正が必要である。

縄田ゆかり [26才]
宇部市

近年、国際化の進展により、異なった民族や文化への理解がこれまで以上に必要とされてきています。また、地域活動やボランティアなど地域社会との関係も重要視されています。教育機関が様々な組織・機関などとの連携・協力などにより、多くの経験や出逢いを通じて、社会の中で生きていくことを学び、生きていく力を身につけることのできる教育システムの確立を期待します。

八木礼子 [57才]
宇部市 主婦

植物を育てるにも、その「時期」というものが大切です。植える時期を間違えた植物は成育が悪く、豊かな実りは得られません。ましてや人間は、幼児期の教育が三つ子の魂として、将来の心の教育に大きく左右するものと指摘されております。幼児期にこそ教育をしこむ基本があり、この時期に道徳を含めた心の教育をみっちりしこんでおくべきと考えます。大人になって人の言うことを素直に聞けるのは、幼児期教育のあり方次第と思います
 

吉井純起 [47才]
宇部市 デザイナー

教育改革案として以下の2点を提言したい。1.子供には、目標となる人間像が必要であり、様々な分野で活躍し、輝いている大人に直接触れる機会をカリキュラムに取り入れるべきである。これにより、人生には多彩な選択肢があることをも学ぶことができる。2.教員採用基準を実体験を考慮したものとする。例えば、介護・福祉施設などでの社会経験、または、ボランティア経験を持つものを採用時に優遇することを制度化。現状の学問重視の社会からの脱却を教育界から推進すべきである。

日本の教育環境を
足元から見直し、
新しい教育システムを創る。
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文部統括政務次官
河村建夫

 Answer
教育改革は、今や内閣の最重要課題というだけでなく、国民的課題と言っても過言ではありません。この点をふまえ、耳袋に率直、貴重なご意見をお寄せ下さったことに感謝いたしております。

資源小国日本の今日の経済的繁栄の源が、高い教育レベルの中で育まれた人材という資源の力であることは誰もが認めるところです。

一月中旬、ユネスコの国際会議(EFA=Education For All/万人のための教育/於タイ国、バンコック)に政府代表として出席した時のことです。ブータンの教育大臣から“日本の代表にどうしても会いたい”との申し入れがありました。何事かと思いきや、“日本の繁栄はその教育の素晴らしさもあると思う。敬意を表したい。それが言いたかった”というのでした。私は、うれしくもあり、また面映ゆい想いで、感謝の言葉を民族衣装に包まれたブータンの大使に返しました。その中で日本の教育が改革の時を迎えていることを、いくつかの問題点を例にひきながら説明をせざるを得ませんでした。

この度、皆さまがお寄せ下さった貴重なご意見は、これからの日本の教育の在り方を示唆するに十分なものがあります。私も大いに激励され、かつ我が意を得たりの思いでもあります。

画一的な教育から個性重視へ。金子みすゞの言う「みんなちがって、みんないゝ」そんな人材育成の教育への転換の必要性。人としてのぬくもりを育てる教育の大切さ。今の詰め込み教育では、“生きる力は生まれてこない”というご指摘にうなずくばかりです。中原中也が想いつづけた“ふるさと”地方が生き生きと輝くようにという視点が教育文化の中心に流れて欲しいというご指摘も重く感じました。教育の出発は、家庭にありと、幼児期の教育、しつけの大切さそのことを子を持つ親が十分認識すること。人間として生きていく上で、どうしても学んでおかねばならぬことは、学校教育においても厳しく教え込む必要があること。少子化、核家族化が、これまではあったと思われる家庭の教育力の高さを奪いつつある。先進国との教育比較調査でも、日本の子どもが家庭でもっとも親から叱られなくなっている。「学校が」、「教師が」と責任転嫁をする前に、今一度、日本の教育環境全体を足元から見直し、新しい教育システムをつくる必要性を感じます。社会体験、自然体験の豊かな子どもの方が、道徳心や正義感、社会性が高いという調査結果もあります。自分さえ良ければの風潮の中で、個人主義の子どもがどんどん増えているというご指摘は、日本の現行教育の欠陥を突いていると思います。

自分の未来に、目標を掲げ、希望を持って進むこと。家庭も社会も、協力しあい、大人も子どもと共に学ぶ社会づくりが大切です。その旗振り役の一端を担わせて頂いていることに大きな責任を感じています。




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