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TAKEO's ACTION

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今回のTAKEO's ACTIONは…
TAKEO's ACTION
今回のTAKEO's ACTIONは…
平成16年9月10日(金)  

野中 大臣就任一周年になりますが、振り返ってどうでいらっしゃいますか。 今回のTAKEO's ACTIONで使用している写真
河村 そうですね。やっぱり大臣は副大臣のときと比較して、責任の重さが格段に違います。すべて、最終責任は私にあるわけで、やりがいがある反面、これはなかなか大変なことだと実感しています。
野中 でも、遠山敦子前大臣のときの会合や、様々な場面でご一緒させていただきましたが、本当につつましやかに、しかもしっかりとサポートしていらっしゃいましたね。それでも、やはり「副」があるとないのでは違いが大きいのですね。
河村 全然違いますね。とにかく一年は本当にあっという間で、毎日追いまくられていたというのが正直なところです。
野中 本当にお忙しかったですよね、この一年。
河村 アテネオリンピックもありましたし、この一年はノーベル賞は出なかったものの、オリンピックでの結果が非常によかった。遠山さんのときはノーベル賞が二人出て右往左往したんですが、今度はスポーツ担当大臣としてオリンピックでは一喜一憂しました。
野中 史上最高ですからね。
河村 私はアテネで一つ目の金メダルとなった谷亮子さんの優勝と、二つ目の野村忠宏さんの優勝に立ち会う幸運に恵まれました。それも準決勝のときからずっと観戦することができたのです。
野中 現場で!
河村 そう、現場で。これは非常にうれしかったし、スタートのあの2個で勢いづき、結果的に今回の好成績を生みました。
野中 選手達と同じ空気を吸っていらしたんですね。
河村 いやあ、会場で同じ空気を吸って、それから次の日選手村へ行ったら、ランチタイムに谷さんもちょうど食事に来られていました。そこでは、みんなセルフサービスですから、一緒に料理を運んだり、食事をしたりと、しばらく話をすることが出来たのですが、こちらも興奮醒めやらずといった中、本当に記憶に残るオリンピックとなりました。
野中 そうでしたか。金メダルの瞬間、大臣は、「うおぉっ!」とか言って興奮なさるんですか。それともニコニコっと、いつもの面差しでいらっしゃるんですか。
河村 まあ、いつもの感じですかね(笑)。ただ、私もスポーツが大好きですから、純粋にファンの一人として、心から感動しました。それに、柔道は日本のお家芸ですから、やはり日本が世界の中心なんですね。チームの世話人の中には山下泰裕さんなんかも控えておられ、各国のスタッフが日本の席に敬意を持って挨拶に来られるんですね。こういったシーンを見るにつけ、改めて世界から尊敬される国にならなければと思いました。
野中 世界から尊敬される国づくり。現在の日本にとっての課題ですね。その為にはやはり人づくりが重要になってきますが、「河村プラン」をお出しになりましたね!
河村 これは、色々項目はあるのだけど、一年やってきて、学校現場における先生の役割の大きさを考えるとき、やはり先生の質を今以上に高める必要がある。つまり、努力しない先生には教育現場から去っていただく。この観点から、今度教員の免許も更新制にしようという改革案を打ち出したのです。
野中 これはもう最高。
河村 小渕恵三元総理のときの教育改革国民会議でも議論になり、中教審(中央教育審議会)でも議題に上がったのですが、「教員の免許更新」について、なかなか議論をまとめることが出来なかった。それをもう一回真剣に考えてみようということです。国民の皆さんからも、この案件に対して強い要望があります。
野中 大臣、絶対に推進してください。
河村 我々の運転免許も同じで、毎日きちんと運転をしていて自信があれば、更新に行ったって何ら心配はないんです。けれども、いい加減なことをしていたら心配になりますから、そういう人達を教壇から排除する必要があります。結局、前回の中教審では研修制度にしようということになったんですが、それではやはり不十分で、免許をきちんと見直していく方針で進めていきます。 今回のTAKEO's ACTIONで使用している写真
野中 本当にそうです。それは落とすためのみならず切磋琢磨するという姿勢にも繋がります。更新時に、例えばITのリテラシーであるとか、その時代に求められる要素を、試験科目に設定する必要もありますね。
河村 特にこれから教員になろうという人達は、かなり高いレベルの社会体験とかスポーツ体験などが求められます。専門職大学院制度もできたから、そういう機関を経て初めて教職に就いていただく。つまり、教員免許取得を目指す場合、4年制大学を出た時点は一種の仮免許の状態で、本免許取得はさらに2年間、専門職大学院で高度かつ実践的な研修を経た後になります。教員の質の向上のため、是非ともこの改革案も実現させたいと思います。
野中 お話を伺っていますと、大変な責任を背負われ、日々激務をこなされているわけですが、大臣になられて一番良かったと思われたことは何でしょうか。
河村 そうですね。先ほどから話題に上がっています義務教育改革案を提示した時などマスコミも大きく取り上げてくれますし、私の発言に対する反響がすごい。改めて、日本の国には教育が大事だと、国民の皆さんが真剣に思っておられることが、確信できたということでしょう。正に日本の根幹は教育にありきです。資源のない国がここまで来たのも教育。これからも教育だということは、国民はみんな認識しています。これからは本当にそういう意味で、教育改革を推進し、国民から支持される新たな教育システムを構築する必要性を強く感じています。その一環として、財源の移譲を含めた教育における国と地方の役割分担が議論されていますが、「子供のことは子供の目線で」とよく言われるけど、そういう姿勢で議論すれば、自ずと子供にとって良い方向性が導き出されると信じるのですが。
野中 正に「父さんは議員なんか辞めたっていいんだ」って、いう姿勢ですね。大臣のご家庭の子育て日記ともいえる著書「体当たりの教育改革」の中に書かれていますね。少し横道にそれそうになった子供さんに向けて、真っ正面から吐かれた父親の愛情溢れるメッセージ。
河村 いやいや。
野中 あのメッセージが子供に届いて……
河村 結局そうなんです。おっしゃるとおり。やっぱり子供の教育を考える上で、今一番問題なのは大人が子供と本当に向き合っているかということだと思うんです。国会での議論もしかり、家庭においてもしかりです。問題が起きるというのはとことん向き合って、話し合いをする姿勢に欠けているからてす。残念ながら、これがなかなか今はできなくなっている。
野中 本当にそうですね。誰のせいでもなくて、たとえ誰のせいにしたところで問題はどこからも解決しない。大人それぞれがそのことを自覚し、子供としっかりと向き合うべきです。子供は愛されているという実感が持てないから、教育って、差別というレッテルをはられるためのプロセスだというふうにしか思えないんですよね。
河村 何か選別されているんじゃないかと思っているんでしょうね。この自我の目覚めが小学校5年生ぐらいから強くなるのだそうです。自分が大事にされているかとか、認められているかということに対して、不安を持ち始める。小学校4年生ぐらいまでは、まだ目がこっちを向いていると思うんです。結局5〜6年生から中学にかけて、自分は何か相手にされていないんじゃないかとか、大事にされていないんじゃないかという意識を持ち始めて、こうした不安定な精神状態が、いつしか心の闇を増殖させていく。だから、家庭教育、地域教育も学校同様に大事なんです。
野中 こうした教育を考え直すプロセスこそが、日本をもう一回つくり直すタイミングですよね。
河村 子供が4人おりますので、教育については実体験が豊富です。一時は小学校、中学校、高校、大学に子供がそれぞれ通っているときもあったんです。
野中 わっ、全部。
河村 4人いると、その時々学べる。そういう体験があるから、その点は所管の大臣として経験からものが言えます。
野中 そこが、一番大事なところです。実体験のある方とない方では全然違いますから。
河村 やはり一人ひとりみんな違うんですね。その違いを、詩人の金子みすずさんは「みんな違ってみんないい」って詩っているんだけれど、違いを見極めてやって個性を伸ばすというのが教育ですから。これは大変なことだけれども、その意味でも教育のプロである先生の力というのが大きいのです。
野中 そうなるとやっぱり教師の質を高めることが急務ですね。


ジャーナリスト
野中ともよ
対談を終えて
やっぱり大臣の一番の魅力っていうのは、ずっと平常心でいらっしゃることです。カチャカチャ、カチャカチャっていうふうに流れて、ちょっとこれをやると良さそうだというふうなフットワークで政治をされる方もいらっしゃいますが、それとは全く対極にいらっしゃいます。

「もっとパフォーマンスを持て」と言われるとおっしゃっていましたが、ないからこそ、すごく信頼ができます。本当にどんなことがあっても、大臣がおっしゃることですから、本当にそう思っていらっしゃるんだって信頼できるし、思っていないことはおっしゃらない方です。

そして、何より四人のお子さまと真正面から向き合ってこられたこと。事々さように日本丸は。「愛はいかなる価値よりも強し」ですよね、お父さん。これ、最高です。

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