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活動報告

谷垣総裁の下、団結し戦う 強権民主への反発を自民支持に
(出典 共同通信会員情報誌「Kyodo Weekly」3月29日号掲載)

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夏の参院選をめぐり、全国土地改良政治連盟が自民党からの候補者擁立を取り下げたり、日本歯科医師連盟が民主党の支援を検討したりと、業界・団体の自民離れが表面化。一方、政治とカネの問題などで民主党の支持率は続落傾向に歯止めがかからず、自民党にとっては好機といえる。民主党の単独過半数阻止を狙う自民党の河村建夫選対局長代理に参院選に向けた戦略を聞いた。

参院でのねじれ目指す

〈民主党は3月5日、夏の参院選の第1次公認候補87人、推薦候補2人を発表、最終的には100人超を擁立する方針。一方、自民党は同22日までに選挙区42人、比例代表23人の候補者を決定している。21県で公募を実施し、平均年齢は選挙区で約51歳、比例で約52歳と、3年前の前回より2、3歳ほど若返った〉

ー 候補者の特色は。
「選挙区で調整が残っている所は3県だけ。比例の方は、前回参院選の今ごろは候補者は35人だったので、選定を急いでいる。現職のほか、即戦力の点から昨年の衆院選での落選者や、日本伝統工芸士、インターネットの世界で有名な経済評論家、全国農協青年組織協議会の元会長、民主党政権の安保・外交政策への不安を吸収するため元航空自衛官らを擁した」

ー 支援組織の自民離れが著しいですが。
「業界団体はどうしても政権与党の方に目が向く。日本看護連盟や日本薬剤師連盟との歩調は合っているが、日本医師連盟は今回、自民と民主双方の候補を支援することになりそうだ。だが医療・福祉政策は県政との結び付きが強い。民主党は“県政野党‘の所がまだ多く、国政とねじれており、中央の号令一下で、地方が一変するわけではない。政権交代がまた起こるかもしれないと、保険をかける団体もある。培ってきた関係で支持を働き掛けている」
「港湾、土地改良、農協などの団体には民主党を支援するよう圧力がかかっているが、先の長崎知事選挙では、民主党の石井一選対委員長が『時代に逆行するような選択をするならそれなりの姿勢を示す』などと脅迫めいたことを言ったことが逆効果となり、自民支援候補へと票が流れた。個所付けの話もそうだが、民主党は自民党政権時代でもなかったような利益誘導型選挙をやっている」

ー 目標獲得議席数は。
「前回参院選で自民党は大敗した。自民党が参院選で単独過半数を獲得しようと思ったら、すべての選挙区で議席を取らなければいけない。現段階で言えるのは、民主党の単独過半数を阻止し、衆院と参院とのねじれ現出を目指すことだ」

地方で逆転の兆し

ー 党内には執行部の国会対策などへの不満があるようです。
「先の審議拒否は唐突だったとの批判もあったが、自民党はもっと厳しくやれとの声がある一方、良き政策には手を差し伸べてやるぐらいの度量を持てといった声もある。野党自民党は試行錯誤の最中だ。国民は一度は民主党にやらせてみようと思ったが、これで日本は大丈夫かという思いになってきている。そうした思いを自民党支持へと引っ張っていく」

ー 民主党攻略の手だては。
「政権交代から半年がたち、東京、大阪ではまだ様子見のムードだが、地方では自民、民主の支持は逆転しつつあるとみている。民主党は3K(献金、経済、基地)問題でまったく語ろうとせず、対策を示していない。民主党の子ども手当、農業戸別所得補償といったばらまき政策で本当にいいのかと訴える。民主党幹事長室を通さなければ役所も動かないし、皇室をも手中に収めようという民主党の強権体質を糾弾していく」

ー かつての連立のパートナー・公明党と、民主党との連携が目立ってきています。
「参院選を前に、公明党の政策を鳩山政権に“のませた‘という実績を示したいのだろう。公明党とは地方では長年、自民党と一緒にやってきている。自公連立10年の歴史があり、互いに政策を擦り合わせ、今日まで来ている。地域の人間関係を大切にするとも言っているから、参院選だけでなく次期衆院選も含め、公明党の選対関係者と話をしたいと思っている」

小沢氏の揺さぶり警戒

〈自民党は「なまごえプロジェクト」と銘打って、谷垣禎一総裁が全国行脚したり、青年局と女性局合同で小泉進次郎や丸川珠代議員らが街頭演説したりして、地方の声を参院選マニフェスト(政権公約)に反映させていく考え。しかし、舛添要一前厚生労働相や与謝野馨元財務相らは執行部を批判している〉

ー 舛添、与謝野両氏の言動は参院選にマイナスでは。
「舛添さんは『自由にものが言えない独裁民主党に対して、自由闊達(かったつ)な自民党をアピールすることにつながり、自民党の支持率を上げることになる』と言っていた。与謝野さんは、麻生政権末期の時も、森政権の時も同じような言動を繰り返してきた。小沢民主党幹事長はかつて大連立を呼び掛けた。与謝野さんと組もうと持ち掛けても不思議ではない」
「昨年の衆院選は、麻生降ろしの動きが自民党の支持率を下げてしまった。谷垣総裁の下、参院選へ突き進むべきだ。地方の声は圧倒的に『今こそ団結してくれ』だ。派閥解消といっても、派閥は政策勉強会というより、今や落選者救済のための互助機関となっている。党の財政が細ってきている中、党とは別に、派閥がパーティーで金を集めて落選中の同志の活動を支えている面がある。イメージアップが狙いなのだろうが、疑問だ」

ー 民主、自民とも駄目だと、第三極に期待が集まっている。
「戦後政治史を見ても、新党は結局、ほかの政党に吸収されてきた。小選挙区制の下、二大政党制を目指そうとの流れを止めたり、逆行したりするような動きは一時的なものだ。みんなの党はトータルな国家像、政策を持っていない。政界再編も小選挙区制を採っている限り、簡単ではない。今度は自民党が政権交代を叫ぶ番だ」

(聞き手 編集部 松浦 義章)


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